サイディング外壁、シリコンUV塗料で三層塗装
相模原市中央区で施工した外壁塗装の様子。こちらの住宅の屋根塗装の様子はこちらから。
築19年分の汚れを高圧洗浄で綺麗に洗い落とし、塗料と下地の密着率を高めます。
水しぶきが激しく飛び散るので、隣近所には事前に高圧洗浄の施工日と、洗濯物などを干さないように連絡をします。メッシュシートをしっかりとしているので滅多にありませんが、万一、隣近所様へご迷惑をおかけしないように配慮を忘れず、サイディングの目地の奥まで汚れを綺麗に洗い落しました。
塗装は、一級塗装技能士・塗装指導員の星野が担当。塗装指導員とは、一級塗装技能士の更に上の資格の一つで、職業訓練校などで技能士を育成する事の出来る免許です。
外壁に下塗り塗料(シーラー)を塗布を開始。浸透性シーラーをたっぷりと染み込ませたローラーを転がし、塗料の密着力を強化していきます。下塗りが不足してしまうと、色付けや防護のために行う中塗り・上塗りの塗料の密着が悪く、塗膜が剥がれやすくなってしまいます。濡れ感が残るよう、くまなくローラーを転がしていきます。
窓枠には養生をしているので、塗料で汚す心配もありません。ぎりぎりまでたっぷりと下塗り塗料を塗布。
中塗りは白い塗料です。シリコン性のUVカット効果のある塗料を隈なくたっぷりと塗布。サイディングの模様に合わせ、縦横にローラーを転がします。粘着力が程良くある塗料は少し重たく感じます。これは希釈が適切な証拠で、軽く濡れる塗料であれば希釈しすぎで水のような状態になり、長持ちする塗膜が仕上がりません。逆に重たすぎる塗膜も、上手く密着しないため、剥がれてしまいます。
基本はメーカー基準の希釈をさせていただいていますが、外壁の傷み方によっては多少希釈の仕方を変えたりも。その時は必ずお家の方に一言説明をしていますので、ご安心くださいね。
ローラーに付いた塗料を一斗缶の中で少ししごいてから、均一な塗膜になるようにローラーを転がしていきます。
上塗りは、中塗りと同じ塗料で行います。真っ白な外壁にもう一層膜圧を付けることで、紫外線や耐久性を高めました。
また、上塗りは仕上げ塗装の意味合いもありますので、美観の向上の意味合いもあります。新築とまでは行かずとも、出来るだけ近付けるよう、光沢を生み出せるようにローラーを転がしていきました。ホースなどの裏の部分は刷毛を差し込んでくまなく塗装を行います。細かい場所までしっかりと塗装をするのは、塗装職人のポリシーの一つです。
軒も同じ白い色で塗装をしたので、一気に全体に一体感が生まれました。外壁が塗りあがると、一気に家全体の色がぱっと明るくなります。外壁のレンガのような模様も、綺麗に塗装したおかげで艶もありとても綺麗です。