相模原 町田 座間 ALC外壁塗装

   

ALC外壁塗装

ALC外壁塗装は塗装指導員が施工

ALC外壁塗装について

ALCの住宅 黄色いALCの家

ALC(発砲コンクリート、または軽量気泡コンクリート)とは高温高圧で養生処理された軽量のコンクリート建材です。
表面や断面に小さな気泡がたくさん開いており、断面には補強材として防サビ加工のされた鉄筋、ラス網というスチール製の金網が入っています。
また、断熱性能も兼ね備え、工場で板状に加工したALCパネルは外壁、屋根や床の下地材として使用されています。

弊社、塗装職人ではALCパネルの特徴を考慮し、塗装面に汚れの付着しにくい塗料を使用。国家資格である一級塗装技能士が、3度塗りで肉厚・長持ちな塗膜に仕上げる塗替えをします。

パネルを鉄骨に貼る際にできる継ぎ目(目地)には、シール専門職人が二液タイプのコーキング(シーリング)材をふんだんに注入し、ボリュームのあるコーキングに仕上げて、雨水の浸入を防ぐ防水処理も実施。

打音検査を実施した際に、パネルの上に貼ったタイルの浮きが確認され、剥離の恐れがある場合は弊社のタイル張り職人によって張り替えをします。

ALCパネルには、オーソドックスな平面タイプ以外にも様々な種類があり、表面にデザインが施されている化粧(意匠)パネルは、凹凸を塗り分けることでフラットなものとは、また一味違う美しい外観に仕上げることもできます。

ALC外壁のマンション 屋上・バルコニー防水工事の様子。



ALC外壁の傷み方・原因

シーリングの剥離

目地からコーキングが剥離している。

シーリングのひび割れ

コーキングに小さなひび割れが発生。

ALC外壁が爆裂のため剥離

爆裂現象のため、浮いてしまっている。

剥離した補修材から見えるボルト

補修材が剥落しボルト部分が剥き出しに。

築年数、または塗装工事から年月がたち、継ぎ目のコーキングが肉痩せ・剥離してしまったり、亀裂が走るというような劣化が起こることがあります。この目地のコーキングは、建物の歪みや動きに追従しますが、ALCパネルの上にタイルを貼っている場合、その動きに耐えられずタイルが浮いてしまったり、剥落することも。

また、パネルを固定しているボルトの穴を埋めた補修材は、時間の経過とともに乾燥して縮んでしまうため隙間ができます。その隙間から内部に水が浸入、パネル中のボルトが錆びのために膨張してしまい、補修材を持ち上げたり、浮かせてしまう爆裂現象が発生します。



ALC外壁の傷み対策

モルタルで爆裂を補修

はく離箇所を撤去後、さび止め材を塗布してモルタルやALC専用補修材で埋める。

補修後パターン付け

周囲の馴染ませるため、下塗り材で凹凸模様をつけたのち塗装する。

爆裂現象の起きている箇所は、浮きや剥離部分を撤去してからボルトのサビをしっかり削り落します。つぎに錆止め材を塗布して、再びサビが発生することを予防、ALC専用補修材もしくはモルタルで埋めて形成します。このままでは平らになっている状態なので、周囲の塗装や模様と馴染ませてから濃厚な3度塗り、厚みのある塗膜をつけて仕上げます。

また、目視で判らない浮きなどもあるため、足場を組んだらすぐに塗装をするのではなく、打音調査を行って診断をします。



ALC外壁塗装の長持ちチェック

撹拌機でシーリング材の準備

たっぷり使える2液型のコーキング材。撹拌機にかけて20分ほどよく混ぜ合わせる。

ドア廻りにシーリングを充填

養生をした目地にプライマー塗布後、材料をふんだんに注入し、ヘラで平らにならす。

  • 専門職人による肉厚コーキング
    目地のコーキング(シーリング)は、シール専門職人がカッターやペンチなどを使用して撤去したのち、コーキング材と目地の密着性を向上させるプライマーを塗布してから、撹拌の完了した2液形成の材料を注入してボリュームのある肉厚なコーキングにします。
  • シーラー(下塗り材)を十分に塗布
    ALCはとても吸水性のよい素材のため、下塗りで使用するシーラーをよく吸込みます。シーラーは素地を固め、塗料の密着性を図るために塗布する材料。たっぷり塗り重ねて塗料の吸込みを止めることにより、塗りムラを防ぎ、塗膜を剥がれにくくさせます。
  • 塗料メーカーのマニュアルに沿った塗装工程
    メーカーの仕様書に沿い、塗料の性能を発揮させる塗装を行うことで、汚れにくく耐久性のある仕上がりに。施工は弊社の精鋭である一級塗装技能士の職人が担当し、濃厚な3度塗りで厚みと耐久性、きれない光沢のある塗膜に仕上げます。


ALC外壁のQ&A

  • Q ALC外壁の塗替え時期は何を基準にしたらいい?
  • A 外壁の汚れやカビ、コケ、チョーキング(塗装面の劣化により塗料に含まれる顔料が白い粉として、表面に出てくること)の発生がある場合、またコーキングの劣化が見られる場合は、塗替えをおすすめします。ひび割れや、剥離がないからといってそのままにしておきますと、耐久性が低下し傷みが進行してしまう可能性があります。
  • Q ALC外壁塗装では、なぜ弾性塗料を使用しないの?

  • A 弾性塗料は、モルタルなどのクラック(ひび割れ)の発生しやすい外壁に適していますが、ALCパネルの場合、パネル自体にひび割れが起こることは多くはありません。
    また、弾性塗料は柔軟性はあるのですが、一方でやや汚れが付着しやすいという面もあります。ですので、弾性の材料は下塗り時に使用することはありますが、中塗り・上塗りには汚れやカビに強い性能を持つ塗料を使用します。


ALC外壁の豆知識

ALCは1930年代に北欧スウェーデンで生産され、ドイツや旧ソ連など寒冷期の長い北ヨーロッパを中心に普及してきました。日本で使用され始めたのは約40年ほど前、日本の気候や住宅事情に合わせて建材メーカーが独自の開発・発展を進めることで普及されるに至りました。

ALCは通常のコンクリートの1/4という軽さで水にも浮いてしまいます。パネルそれ自体の持つ断熱性能は、通常のコンクリートの約10倍ほどあります。断熱材ではありませんが、それに近しい役割を果たすと言えるかもしれません。また、耐火性能があるため燃えにくく、熱を遮断する性能は音にも効果があります。

住居者が気にされる健康への影響という点では、アスベスト(石綿)は含まれていませんし、シックハウス症候群の原因物質である、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物も使用されていません。使用し終えたALCパネルはリサイクルされ、再びALCパネルの原料として活用されているので環境に配慮された多機能な建材です。

パネルの厚さは薄型と厚型に分けられ、薄型は35mm~75mm、厚型は75mm~のものを指します。35mmは木造作りに、50mmは鉄骨造りに多く用いられています。やはり多くの住宅で普及しているサイディングボードの厚みは、約10mm~20mm。ALCパネルの方が厚みがあるんですね。

パネルの設置方法は、多くのサイディングとは異なり縦張りがメインです。大きく分けて、縦張りロッキング構法、縦壁スライド構法、横張りですと横壁ボルト止め構法があります。ロッキング構法は地震に強いといわれる設置方法で、地震時に鉄骨が変形してもパネル自体は回転することにより変形による破損を最小限にとどめることが可能です。

ALCパネルを取り扱っている主要メーカーは旭化成建材やクリオン。旭化成の商品、「へーベル」は耳にされたことがある方も多いかもしれませんね。



ALC外壁塗装施工事例

色があせたALC外壁の家

施工前

ナチュラルカラーで塗装

施工後

塗装前の青緑のALC外壁

施工前

大きく印象を変えた施工後

施工後

汚れが見えるALCの建物

施工前

塗装後は綺麗なベージュ色に

施工後



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